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「人生、成り行き」

贔屓の千葉ロッテ・ヴァンフォーレ甲府を中心に、四方山話を書いている雑記ブログです。あとさだまさしとかも。

人生、成り行き

「"負けたことがある"というのが、いつか大きな財産になる」<女子レスリングの吉田沙保里選手、現役続行…か?

スポーツ 雑談

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吉田沙保里、東京五輪目標に現役続行「次が東京でなければ引退していた」/スポーツ/デイリースポーツ online

無敵のチャンピオンからチャレンジャーに戻って再起を。という事なんでしょうかね。

※ちなみにこの画像、3年ぐらい前にクイズサークルでのビジュアルクイズで出した写真問題。勿論、「吉田沙保里」と入るんですが…ひらがき書きも含めて、正解率が異常に高かった(苦笑)

リオデジャネイロ五輪のレスリング女子53キロ級で五輪4連覇を逃した吉田沙保里(33)が1日、大阪府内で関西テレビの特番「イキザマJAPAN リオSP」の収録に参加。終了後に取材に応じ、去就について2020年東京五輪出場を最大目標に現役続行することを表明した。

 吉田は東京五輪について問われると「出られるもんなら出たいですよ。こんな機会はない」と語った。「東京は特別ですから」と思いを語り「次の五輪が東京でなければ、たぶん引退って言ってたと思います」と心境を明かした。リオから帰国した8月24日には「次の道へ向けて」と引退も視野に入れていることを口にしていたが、この日、引退はないかと問われると「ないです」と明言した。

 リオ五輪で銀メダルに終わったことに関して「今は銀で良かったと思う。金だと味わえない負けた選手の気持ちも分かりますし、いろんなことを考えます。金よりも得られるものが大きい。格闘家ですから『もう1回やったら負けないぞ』とか『負けて終わるのは悔しいな』という気持ちはあります」と現在の心境を吐露。

 帰国後は各方面から応援の声が届いており「いっぱい来ますね。『東京で金』『笑顔で終わって欲しい』と。そんな言葉をたくさん聞くと、出たいな、がんばりたいなと思います。皆さんの声が一番力になります」と笑顔で明かした。

 ただし本格的に東京五輪を目指す以上は「あのきつい練習を思い出したら、もうやりたくないとも思いますよ」と覚悟を決める必要があるとし「辛いからこそ、すぐにやりますと言えない。やりながら戻っていければ最高なこと。ゆっくり時間をかけて考えたい。まだ4年あるんで、1、2年出なくても、代表になれればという考え方もあるし、いろいろ考えたいです」と話した。

 栄和人監督からは至学館大のコーチ兼任の打診も受けているといい「いま監督と相談しているところです。コーチと言っても、これまでも後輩を教えたりしてますから」と語った。

 番組の放送は9月10日、午後4・00(関西ローカル)。

あの衝撃はたぶん一生忘れないでしょうね…<吉田選手の敗戦

個人的には「なるほど、戦前の大相撲で双葉山が安芸ノ海に敗れて69連勝で止まった時はこんな衝撃が走ったのか」と思わずいられなかった、吉田選手の206連勝が止まった試合は今でも忘れられないんですけども…。

www.muroktu.com

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ただ、ご本人のパワーや試合勘・試合観が落ちたとかではなく、これほど世界大会で連勝連覇を続けていて、世界中の強豪からマークされ、データ的に丸裸にされたような状態でも五輪の決勝まで勝ち進み、そしてわずかの差で敗れた、という事を思うと、「不世出のチャンピオンがこれで引退するのか…伝説になるなあ」というのと、「この敗戦を経て、吉田沙保里選手がどんな戦いをしていくのか、もうちょっと見て見たかった」という気持ちが混じっていて、見てる側としても言葉にならず、まあご本人としても「すぐには引退を決断」はできないんだろうなあって感じなんすよね。無論その逆の意味でも、現時点では易々と「2020年の東京を目指します」とも言えない気持ちなんじゃないすかね…。

「"負けたことがある"というのが、いつか大きな財産になる」

 で、こういう時にいつも思い出すのが、漫画「スラムダンク」で、主人公の桜木花道がいる湘北高校がインターハイで無敵王者となっていた秋田の山王工業高校に勝って、この作品が終わるんですが、その試合の最後、山王工業の監督が選手たちと一緒にロッカールームに引き上げる際に言ったセリフなんすよね…。

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「"負けたことがある"というのが、いつか大きな財産になる」

物凄く好きな言葉なんすよね、これ。

まあ今すぐに決断を出さずに、いろんなイベントとか、後輩の指導をこなしつつ、機が熟したら引退か続行かの決断を出せばいいんじゃないですかね。

戦前の大横綱・双葉山のこんなエピソードが…。

これを書いてて思い出したのが、冒頭に書いた戦前の大横綱・双葉山のこんなエピソードを。

横綱の双葉山は、この69連勝の頃が彼の現役時代の全盛期…だったのではなく、実はこの後に「本当の全盛期」がやってきた、と言われています。

69連勝が止まった後、その場所は体調不良で途中休場するも、2場所連続優勝をして「復活」を果たしたと当時は思われてたそうです。すると昭和15年夏場所(この当時は春場所と夏場所の年2回のみでした)、不甲斐ない成績…といっても全15日の本場所の11日目で4敗という成績だったんですが、「信念の歯車が狂った」と突如引退表明をして世間を騒然とさせたことがあったんだそうです。

この件は関係者の必死の説得で途中休場扱いとなり、かろうじて現役続行を決めたんですが、双葉山はその後、九州・福岡県へ20数日間、滝に打たれるような修行をしにいき精神鍛錬をした後「求道者」のように相撲道を求めるように邁進するようになったんだそうです。

その次の場所以降、4連覇を達成し、この3年間6場所のうち5回優勝、36連勝を飾るなど、むしろ69連勝の時にはたびたび見られた土俵際に追い込まれてからの「うっちゃり」などの逆転勝ちが減り、更に盤石の相撲で圧倒する勝ち方が多くなったので、双葉山の全盛期はこの4連覇の時代だったんでは、と言われているそうです。

一方、戦後の大横綱・千代の富士には引退後のこんな逸話が…。

それと↓の記事を読んで思い出したんですが、

「プラチナ」吉田沙保里が先代九重親方に銀報告 - スポーツ : 日刊スポーツ

先代九重親方、いわずとしれた先日亡くなられた昭和の大横綱・千代の富士の逸話で思い出した話をひとつ。

千代の富士は引退後、一代年寄を辞退し年寄・陣幕を襲名して、後に師匠である元・北の富士の九重親方と年寄・九重を交換して、千代の富士が九重親方に、北の富士が陣幕親方にそれぞれなるんですが…この千代の富士は引退後、九重部屋を将来的に継ぐことは内定しており、引退直後はコーチ役としてマワシをつけて部屋の弟子に稽古をつけてたんだそうです。ちなみに当時の九重部屋は、この頃は怪我がちで休場が多く引退間近でしたが千代の富士の弟弟子で、横綱の北勝海(現在の日本相撲協会の八角理事長でもありますが)も在籍していたような強豪の部屋でしたので。

が、引退してすぐの頃に稽古で千代の富士が滅茶苦茶強く、幕下どころか現役の関取衆も全く勝てないその充実ぶりに、稽古を見守っていた北の富士さんが苦笑いして、

「ウルフ、引退するのが早すぎたな」

と思わず声を掛けてしまった、というエピソードがあったんだそうですね。

…いやあ吉田選手、引退してコーチになったらやはり大学のレスリング部の若手の子たちに稽古・トレーニングをつけることになるんでしょうが、引退後常勝のプレッシャーが抜けたことによってあまりの充実ぶりに誰も勝てないんじゃないのかな(苦笑)。

「心・技・体」の「心」の部分を鍛える4年間にもなりそうですね。

ま、実は私は2018年ぐらいに「ここ2年ほど、専任コーチやってましたが、現役の子たちが誰も私に勝てないので東京五輪に挑戦することにしました」とかで、突然現役復帰を果たして2020年の東京五輪に…という予想をしてたんですけどね。まあ兼任コーチでも稽古・トレーニングで若い子たちをしごきつつご自身も更に強くなっていくんでしょうから。

今後の吉田選手に思うのは、常勝を求められて苦しみ、大相撲で言うとこの「心・技・体」の「心」の部分で若干の弱さがあった2016年のリオを、あの10数年ぶり・207戦ぶりの「一敗」がきっかけで2020年の東京でどういう進化を見せてくれるのか、そこらへんは物凄く楽しみですね。

 

…でもまあ「休むのも仕事のうちだよ。」と今は声を掛けてあげたい気分ですけど(苦笑)。

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