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「人生、成り行き」

贔屓の千葉ロッテ・ヴァンフォーレ甲府を中心に、四方山話を書いている雑記ブログです。あとさだまさしとかも。

人生、成り行き

女子レスリングの山本聖子-吉田沙保里-マルーリスの関係と、大相撲の貴ノ花親子と千代の富士の関係が「酷似」してるとは…。

スポーツ 雑談

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2015 Schultz Women's Freestyle

「負けてなお凄い」沙保里とマルーリス、千代の富士と貴花田の関係と話題に ― スポニチ Sponichi Annex レスリング

角界に、「昔鍛え上げてくれた恩人に、出世して番付で対戦できるぐらいに追いついて、そして勝つ」ことを指して「恩を返す」という言葉があるんでが、吉田沙保里選手と、勝ったマルーリス選手には、こんな因縁があったんですね…。

五輪4連覇を阻まれたレスリング女子の吉田沙保里(33=フリー)。その吉田を破ったヘレン・マルーリス(24=米国)が、かつて吉田が女王の座から引きずり降ろした山本聖子さん(35)の元教え子だったことが話題となっている。

 2015年9月、吉田は日本テレビ「スッキリ!!」に生出演した際、自身のターニングポイントとなった試合として山本さんに勝った一戦を挙げていた。01年全日本選手権準決勝で山本に敗れた後、個人戦200連勝を重ねた吉田。全ての対戦相手が記載されたボードを感慨深げに眺め、「04年の全日本選手権で山本聖子さんに勝った試合が一番心に残っていますね」と話した。

 その後山本さんは2013年の6月、米国女子レスリングナショナルチームのコーチに就任。現在は既に退任しているが、当時指導した選手のひとりがマルーリスだったと、一緒に暮らす米大リーグ、テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)がツイッター上で明かし、一気に話題が広がった。

 お笑いコンビ「浅草キッド」の水道橋博士(54)が反応したツイッターユーザー古麦氏のツイートでは、「吉田沙保里に勝ったヘレン・マルーリスが山本聖子の教え子だったとは…。世界王者だった山本聖子に勝ってアテネに行ってそこから五輪3連覇した吉田、その吉田の4連覇を阻止したヘレン。まるで貴ノ花―千代の富士―貴花田を見るようだ」とつづられ、さらに「負けてなおこんなドラマをつくれるなんて凄いじゃないか吉田沙保里!」と、胸を熱くするつぶやきが広がっている。

九重親方が亡くなった時に書いた記事で「書き忘れてた」話がありました。

正直、この記事を読んで相撲好きな私としてはひどく驚き、そして胸が熱くなる思いに…。まさに「因果は巡る」というか、「歴史は繰り返す」というか。

先日、元・千代の富士の九重親方が亡くなられた際にこういう記事を書きました。

www.muroktu.com

この時に、

しかし九重親方は現役時代からそれほど太った感じもしなかったし、三役の頃にはスパッと禁煙をされたりして(軽量で悩んでた千代の富士に「タバコ止めれば体重が増えるよ」禁煙を進めたのは元大関の貴ノ花(のちの二子山親方)。今の貴乃花親方のお父上なんだそうです…が、この人も若くして亡くなってるんだよな…)、節制されてるイメージはあったんですけどね…。残念です。

と書いた後に、「しまった、書き忘れた」と軽く後悔した話がありまして。

貴ノ花・貴乃花親子と千代の富士の引退をめぐる因縁が…。

それは、この大関・貴ノ花が引退する一番は、1980年11月の九州場所で、当時大関候補の一番手となりつつあった当時東関脇の番付にいた千代の富士に一方的に敗れたことがきっかけだったそうです。千代の富士はその翌年に初優勝を含めた、3度の幕内最高優勝を果たし、一気に関脇→大関→横綱と昇進していくわけですが、この前年の九州場所で大関の貴ノ花は引退を決意し、一気に世代交代が果たされてたわけです。また、当時小学生だった後の横綱・貴乃花の花田光司少年は、この父の現役引退会見をテレビで視て、「自分が将来、相撲の世界に入って、父が果たせなかった夢を実現させるんだ」と、本腰を入れて相撲をやりはじめたんだそうです。

そして時代が過ぎてその11年後の1991年5月の両国の夏場所で、当時若干18歳で前頭筆頭まで出世していた、貴乃花(当時の四股名は貴花田)が、本場所初日に既に優勝31回の大横綱となっていた千代の富士を初顔合わせ対戦することになり、しかもその一番で横綱で破る大金星を果たし、この数日後に千代の富士は引退することになるわけでして…。 

そして貴ノ花と「大横綱」大鵬にも似たような逸話が…。

ついでに書くとこの貴乃花の父親である大関・貴ノ花は東小結だった1971年1月場所で、当時優勝32回の最多優勝記録を持っていた大横綱・大鵬から勝利し、その敗戦をきっかけに大鵬は引退を表明した、というこれまた「強烈な世代交代」があった経緯があり、千代の富士を当時の新進気鋭の貴花田が破り、結果的に千代の富士が引退した際にはこの大鵬と貴ノ花の逸話が取り上げられ「歴史は繰り返す」と言われたそうです。

この千代の富士と貴乃花が「直接対決」できたこと自体が「奇跡」な話で…。

この貴乃花の凄いところは年齢的には17歳も離れている千代の富士と世代的なズレがあるのにも関わらず、驚異的なスピード出世で千代の富士が現役であり続けた時に幕内の前頭筆頭という横綱と直接対決できる番付まで駆け上がってきた、という点。そして言うまでもなく「負けがこんだらすぐに引退にお混まれる」横綱の地位で、千代の富士が当時35歳まで現役で居続けた点なのですね。

この動画は貴乃花が入幕したばかりの平成2年2月の福祉大相撲の一シーンだと思われます。花相撲の一環で、当時若干17歳でありながら十両の番付にいた当時の貴花田と、新入幕したての小城ノ花(現在の出羽海親方。なお父親が先代の元小結の小城ノ花だったことも、元大関の貴ノ花の息子である貴花田と共通点があり話題になったそうです)と共に、大横綱・千代の富士に胸を借りてぶつかり稽古をする、というシーンです。

この1年3か月後に貴花田は前頭の筆頭まで出世を果たし、まさかこの横綱・千代の富士を破ってさらに引退にまで追い込むことになるとは誰も予想だにしなかった話だったんではないのでしょうか。

ちなみに父の貴ノ花も、息子の貴乃花も30歳になった直後に現役引退しているのですね。実は。基本的に横綱は在位が短い力士が多く、少し前までは朝青龍が、今は白鵬が絶対王者のように何年も君臨していますが、実は「横綱が横綱として、現役であり続けることそれ自体が至難の業」でもあるんですね。

まさに、"因果は巡る、歴史は繰り返す"。

それを思うと、吉田沙保里が台頭する前にこの時点で4度の世界王者の経験者でありレスリング界の「女王」だった山本聖子氏が、新進気鋭だった吉田沙保里によって女王の座が引きずり降ろされ、その山本聖子が、時を経て現役を引退しコーチとして赴任した米国で偶然、マルーリス選手を指導し、その「教え子」のマルーリスがその数年後に、「レスリング界の女王」どころか既に「常勝将軍」のような、もはや誰も破ることができなかった吉田沙保里を、五輪の決勝という大舞台で破る…というここらへんの「因縁」は…。まさに貴ノ花-千代の富士-貴乃花(貴花田)のエピソードを彷彿としてしまうんですね…。

無論、山本聖子氏とマルーリス選手がどのぐらいの程度のコーチと教え子との度合だったかはさだかではないのですが(マルーリスが私淑するぐらい、山本コーチが世界に通用するように自ら心身ともに鍛え上げたのかもしれないし、単なる通り一遍のコーチとその他大勢の選手の関係かもしれませんし)、それでもマルーリス選手のレスリング選手としてのキャリア・現役生活の途中に山本聖子氏が「介在」してたのはやはり凄い話ですわ、これ。

やはり「勝負に「絶対」はない」という言葉と「因果は巡る、歴史は繰り返す」という言葉の重さと恐ろしさを垣間見たような思いにかられましたね…。

こういう"人物関係史"からスポーツを楽しむ方法もあるわけですね。

近い将来、果たしてこのまま「常勝将軍」吉田沙保里は「精魂尽きて」引退してしまうのか、もしくは再起して2020年の東京五輪でマルーリスにリベンジを果たすのか。また、マルーリスは吉田沙保里に替わって「女王」「常勝将軍」になっていくのか、そして吉田の後輩、もしくは(仮に現役引退したとして)彼女の教え子が、何年かした後にマルーリスを倒すのか…。

私はこういう人物関係史(?)が、スポーツや政治、その他歴史ものを含めて「大好き」なんですが、こういう人間関係があってこそ、それを「識り」さらに厚みと深みをもっていろんなものを見る、というのがたまらなく好きなんですね。

実は大相撲に関しては、この貴ノ花親子と千代の富士ほどの「因縁・因果」ではないにしても、「若い頃に鍛えてくれた→出世して恩を返した」という例は数限りなくありまして、勿論他のスポーツにもあります。そういう因果、つまりは原因と結果をふまえて、更にスポーツ観戦などを楽しむ、というのはおもしろいなあと、今更ながらしみじみ思う次第です。 

強く、潔く。  夢を実現するために私が続けていること

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スポーツマガジン 2016年 09 月号 [雑誌]

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