日本将棋連盟の谷川浩司会長が辞任を発表しました。で、他の連中はどうすんの?

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日本将棋連盟が谷川会長の辞任を発表 谷川会長「ご挨拶」全文 (スポーツ報知) – Yahoo!ニュース

三浦九段の一件の影響で遂に会長辞任までに発展、ということに。

日本将棋連盟は18日、同日付スポーツ報知の既報通り、谷川浩司会長(54)の辞任を発表した。

 <谷川会長の「ご挨拶」は以下の通り>

 謹んでご報告申し上げます。この度、会長を辞任させて頂くことと致しました。

 第三者調査委員会から報告書を頂き、年末年始をはさんでいろいろと考えた結果、将棋ファンの皆様、主催社・協賛社の皆様、そして三浦弘行九段に誠意をお伝えするには、会長が辞任するのが一番、という結論に至りました。

 加えて、昨年の10月以降、対応に苦慮する中で心身ともに不調をきたすようになってしまいました。このような状況の中で責任ある立場を続けるのは、将棋連盟にも迷惑がかかると考えました。

 専務時代を含めると約5年半、お世話になりました皆様には申し訳ありませんが、ご理解頂ければと思います。なお、空白期間を作ることはできませんので、新しい会長が決定するまでの期間は務めさせて頂きますことをご了承下さい。

 関係者の皆様、将棋ファンの皆様にご迷惑をおかけしましたことを、あらためて深くお詫び申し上げます。

 平成29年1月18日

 谷川浩司

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明らかに「人格と政治力は別物」だ、と。

以前、落語家の立川談四楼師匠が大師匠である5代目柳家小さん師匠を指して「人格と政治力は別物だ」と本に書いてたのを思い出しましたわ。

小さん師匠は人格も素晴らしくて出世も順風満帆(前座・新兵時代に二・二六事件に関与してその後何度か中国の最前線に送られて何度か死ぬ思いはしたそうですが)、お弟子さんにも恵まれてたんですが、落語協会の会長だった頃に2度の分裂騒動を引き起こして、円楽党と立川流が離脱していったという事がありましたし。特に立川流の家元である談志師匠は小さん師匠のお弟子さんでしたしね。

谷川会長も棋士としての出世は中学生でプロデビューを果たして21歳で史上最年少での名人位獲得などの順風満帆なキャリアを過ごしてきまして、将棋界内外での人柄の評判は申し分なく、先代の米長邦雄会長(この人も将棋界のスターだったんですが、談志師匠なみに癖があるお人柄だったようです(苦笑))が亡くなった後に日本将棋連盟の会長に就任したわけですが…、あまりにも想定外な出来事が起きて谷川会長ではどうすることもできなかったんでしょうね。

※談志師匠は後輩の古今亭志ん朝・三遊亭円楽両師に真打ちでも追い抜かれたりと若い頃に何度も屈辱を味わい、米長氏は名人以外のタイトルは取れるものの名人「だけ」はなかなか取れなかった、というのを屈辱にしてたそうです。で、49歳で名人を取るも、翌年に名人戦初挑戦の羽生善治氏にあっさり奪われたそうで…。

ま、それにしてはこの三浦九段の一件は、他の理事連中で異論とか出なかったんかい、っていうツッコミも禁じ得ないのですが。

実務のプロと棋力も勿論別、だと思うんですけどね。

かなり前ですが、こういう訃報の記事を書きました。

丸田祐三九段の訃報と「陣屋事件」の因縁が…。

昨年2月に亡くなった元・日本将棋連盟会長の丸田祐三九段。最近の記事では「加藤一二三九段が最年長記録を更新した」という事を書きましたがその加藤九段が更新する前の最年長記録を持っていたのがこの丸田九段でした。

で、この人の凄かったところは、将棋も強かったんですが(A級棋士でもあり名人戦に出たこともあります)、今のリーグ戦である順位戦や、棋士の給料の基本体系の殆どをこの人が作り上げた、という点でした。一期だけ会長を務めているんですがこの当時は会長は実務職ではなく名誉職だった時代で、この丸田九段は歴代の諸会長の右腕・裏方として長年、将棋連盟の実務の方を任されていた、という人物だったわけです。

※ちなみに日本将棋連盟の会長が名誉職から実務職に切り替わったのは昭和50年前後に、東京と大阪の将棋会館を建てる・建て直す頃の大山康晴名人が会長になった頃だったそうです。

ゆえにTwitter界隈で将棋史を多少知ってる人たちは、「米長会長が存命だったらどういう判断を下したんだろう」「大山会長が存命だったら」「丸田九段が理事の時だったら」という事を書いてた人がいましたね。歴史にifはない、とは言いますが、少なくても三浦九段を安直に出場停止にさせたりせず、状況を棚上げにして竜王戦を実施したか、それとも延期ないし中止したんでは…という気がします。勿論、そこには主催の読売新聞社や対局の会場となるホテル等との交渉・折衝は必要不可欠で、人脈や政治力が必要とするんでしょうが…さすがに谷川会長は「人が良すぎて」そこまでの重圧には耐えられなかったのかもしれないですね。

外部から招聘するのか、それとも内部昇格か…。

別の記事だと、佐藤康光永世棋聖が次期会長の名前として取り上げてるとこがありましたが、果たして「現役棋士が将棋連盟の会長ならびに理事」を務めるのは無理なんじゃね?という気もするんですけどね。

一応、将棋はこうだけど囲碁は…と思って日本棋院を調べてみたら、トップが名誉職で「総裁」ならびに「顧問」、事務方のトップが「理事長」というらしいんですが、顧問は囲碁棋士の大竹英雄九段が務めてるのに対して、総裁と理事長が外部招聘なんですね(副理事長・常務理事・理事などは囲碁棋士と外部招聘がほぼ半々のようです)。

それと日本相撲協会は八百長事件などで外部理事が何人か入ることになりましたが、基本的には元力士の親方が担当しており、昔は現役力士でありながら部屋の親方としても運営する「二枚鑑札」というプレイングマネージャー的な力士もいたそうです。ただ、二枚鑑札の力士兼親方が相撲協会の理事になった例は聞いたことが無いですね(歴代の日本相撲協会の理事で最年少就任が元大関豊山の時津風親方の32歳5ヶ月という記録があるそうです)。

ま、ここの危機を総会で議決権のある将棋棋士の皆さんがどう判断するか、ですね。下手に政治力のない人格はある人が会長・理事になっても混乱はいっこう収まらない、けども、外部に委ねると自分らの既得権益が侵される…というジレンマがあるんじゃないんでしょうか。さて、今後はどうなるのか…と。

さて「逃げるは恥だが役に立った」渡辺竜王、「次の一手」はどうするよ?

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