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「人生、成り行き」

贔屓の千葉ロッテ・ヴァンフォーレ甲府を中心に、四方山話を書いている雑記ブログです。あとさだまさしとかも。

人生、成り行き

大学の授業で、教授が「実は僕、昭和元年生まれなんだけどねえ」と言ってたのを思い出した。

雑談

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最近、某氏のツイキャスでたびたびご一緒になることが多く、以後、楽しく拝読している守形レイジさんのブログの記事を、出先の立川駅のホームの上でスマホから見ていてふと思い出した話がありました。

www.sugatareiji.com

それは大学の時のとある授業で先生が「実は僕、昭和元年生まれだったんだけど、いろんな事情で昭和2年生まれってことになっちゃったんだよね」と言っていた話、だった。

昭和元年は7日間しかありませんでした。

昭和最後の年、昭和64年は1月7日が昭和天皇が崩御して実質7日間しかありませんでした。この年、私は中学二年生。冬休みの宿題を近所の公民館に行って本を乱読してその場で読書感想文を書く、という荒行(?)をする為にその日は地元の小さい公民館に行ってました。で、事務所のおばさんと顔見知りになってたんで、「テレビで新元号が発表されるってー」「へえー、ではご一緒に」「は、平成?」みたいなやりとりをしてたのが今でも懐かしいです。

で、一方、昭和最初の年は、というと、大正15年12月25日の未明に大正天皇が崩御して、その日が即、昭和元年になったのでやはり昭和元年も12月25日から12月31日の7日間しかありませんでした。ゆえに、昭和は実質的には62年と14日しかない、ということになります(ちなみにこれ、たまーにクイズの問題で出ることがあります(汗))

日本の元号の「改元」は主に3パターンありまして。

(主に)日本の元号が変わることを「改元」と呼んでいます。

実は明治→大正、大正→昭和になった時は、「天皇が崩御した日=即日に新元号に切り替え」だったんですが、昭和→平成の時は「天皇が崩御した翌日に新元号に切り替え」という差があります。これは「即日改元」「翌日改元」という違いなんですが、大正→昭和以前は皇室典範に(旧12条に規定。当時は天皇主権時代だったんで今の皇室典範よりもかなり重きを置いておりました。で、戦後の改正で条文がなくなってしまい、法的根拠がなくなってしまったのです)、昭和→平成の時は昭和54年に制定された「元号法」に則って改元されたのでそういう違いがあるんだそうです。

ちなみに、明治の前の慶応→明治の改元の時は、先代の孝明天皇が崩御して明治天皇が即位したとき…ではなく、この翌年に、更に諸々の儀式を終えてから「即位の礼」を行ったので先代の崩御から元号改元まで1年半のブランクがあります。

で、この即位の礼の席上、「明治」という元号が発表されたんですが、「明治という元号を使うことが決定してから、改めてその年の正月から遡って使う事にするという「立年改元」という方法を採られてまして、ゆえに明治元年に関しては「明治元年1月1日は存在する。ただし世間の人間は慶応4年1月1日として過ごしていた」ということになるため、大正・昭和・平成と違い一応、法的には元年1月1日は存在する、ということにはなります。ま、なったからといってどうってことはないんですが(をい)

で、大学の教授が授業中にこんなことを言っていた。

私が通ってた大学の法学部は、他の学部が結構古くからある中、1991年に新設された学部で、先生(教授・助教授・講師)が、だいたい「他の大学院を出て講師・助教授になりたての先生」か「他の大学で講師・助教授から、教授としてこっちに移ってきた」、そして「他の大学で定年退官して、改めて教授として招聘されてこっちに来た」という先生に大別されてました。

ということはどういう事が起きたかというと「若い30代ぐらいの先生か、60-70代のおじいちゃんおばあちゃん先生が中心」というグラフにするとM字型になりそーな教授陣のラインナップでした。で、この当時は大正末期の先生がぎりぎり、昭和1ケタの先生も何人もおりましたねー。

で、本題。何の授業かは忘れたんですが、授業中、先生がフリートークついでにこんな事を話してたのを思い出しました。

「実は僕はねえ、本当は昭和元年12月25日に生まれたんだけど、親父が出生届けを出しに行ったら、役場が休みでねえ。で、家が家業やってて一番忙しい時期だったから次に出生届を出しに行ったら昭和2年になっちゃってたんだ」

と。

この昭和元年12月25日ってのはちょうど、大正天皇が崩御して旧皇室典範12条に則って「即日改元」して「昭和最初の日」になった日のことでした。

それ聞いた当時の私は「さすがにウソくせえ」と。

正直、これを聞いた時には「役場が休みだなんて、ウソだろそりゃ」と完全に聞き流してました(爆)。ついでに書くと、父方の祖母が大正15年生まれでこのおじいちゃん先生とは同い年にあたるんですが、ばあさんいわく「昭和の時は、あたしの年齢と昭和の年数が同じだったから数えやすかった。平成になってめんどくさくなっちゃった」と(苦笑)。なお、うちのばあさん、今年御年90歳になるんですが、まだまだ元気で、でも結構トンチンカンなことをいうらしく、親父が「まだくたばらねえのかよ」と毒蝮三太夫ばりのことを俺に愚痴る、という次第で(大汗)。

ところが、同じ日に生まれた野球解説者の関根潤三氏は…。

ところがこの立川駅のホームの上で、「そういえば同じ日に生まれた人っていないのかしらん」と、スマホでWikipediaを見始めたら、「12月25日生まれ」の項目に、ちょうど1926年生まれの、著名人がふたりいました。

植木等氏と関根潤三氏

がそれでした。植木等氏とは、クレイジーキャッツのメンバーとして「スーダラ節」などで一世を風靡したコメディアン(かのドリフターズの兄貴分にあたります)、関根潤三氏は、ヤクルトなどの監督を歴任し、フジテレビのプロ野球ニュースの解説者で有名だった人物です。植木氏は結構前に物故されましたが、関根氏はご存命なんだそうです。

で、植木氏関根氏も「本当はこの日に生まれたんだけど、出生届けを出せずに翌年に改めて役場に出しに行って翌年生まれになった」という経歴を持つんだそうです。

で、植木氏の場合は「親戚に出生届を出すのを頼んで任せてたら、家の家業が忙しくて出すのを忘れてて、翌年出しに行ったら罰金を取られた」という記述があるんですが、関根潤三氏の項目を見て「あっ。」と驚いてしまいました。

生年月日は1927年3月15日になっているが、関根によると親の話では実際は1926年12月25日であるとのこと。これは父親が戸籍を登録しようと役所に行ったが、その日大正天皇が崩御したため役所が休みで登録できず、そのまま忘れてしまい、3か月後ようやく戸籍登録していないことに気づき、1927年3月15日に登録したためだという(2007年3月13日ニッポン放送『ショウアップナイターネクスト』より)。他に実際に出生した日と戸籍上の生年月日の異なる人物は植木等(関根と同じ日に生まれた。戸籍上は1927年2月25日)、板東英二、王貞治、徳光和夫、高野孟などがいる。

 「本当だったんだ…」と唖然とする私(;゚д゚)

結果、「いやあ昭和64年生まれも冷遇されてるかもしれんけど、昭和元年生まれもなかなかの冷遇っぷりだ」と苦笑いするしかありましたでしたわー。

昭和天皇の崩御の記者会見に出た宮内庁長官も実は昭和元年生まれで…。

昭和天皇が崩御した日、「天皇陛下におかせられましては、本日6時33分、吹上御所にて崩御されました」と記者会見で発表した、当時の宮内省の藤森長官という方がいましたが、この人も昭和元年12月26日生まれで、数少ない昭和元年生まれのひとりだったんだそうです。

随分後年、

ドキュメント 昭和が終わった日

ドキュメント 昭和が終わった日

 

 ノンフィクション作家の佐野眞一氏が昭和天皇が崩御した前後のことをまとめたドキュメント本を出されたんですが(昭和天皇がご病気になられた頃の話から、崩御直前の話、更に大喪の礼、そして当時の平成元年の世相に至るまで物凄い取材量と文章量に圧倒させられました)、ここのインタビューに答えた藤森元長官が「昭和元年生まれの私が、まさか昭和最後の瞬間に携わることになるとは」とおっしゃられたのがなんとも印象的な話ではありましたね…。

ついで書くと、この動画の途中に「天皇陛下崩御」という黒をバックにした白文字のテロップが出てチャイムが流れるんですが、NHKでは緊急事態・緊急ニュースがあった時に流されるチャイムが3段階あり(主に長さが違うんだそうです)、大地震などは1、天皇崩御などの重大ニュースは2、真珠湾攻撃等国家の緊急事態は3、というレベル分けがされてるんだそうです。

大きな地震が起きた際に、NHKの東京のニューススタジオに画面が切り替わる時にチャイムが聞こえるんですけども、そのややロングバージョンがここで使われていて、当時、生で見た時には、心底背筋が凍る思いがしましたね。いや、昭和天皇が余命いくばくもないってのは子供ながらにわかってはいたんですが(ついでにいうと、新元号発表の時も、記者会見前にこのチャイムが流れてます)。

 

とまあ、昔話と怪しい事件史のオニとか呼ばれている私の与太話と四方山話でした。すんませんねー。また4000文字ぐらい行っちゃって…(泣)

ま、本当は「光文事件」という「大正天皇が崩御した直後、昭和という元号の前に「光文」という元号が決まりつつあったが、直前に東京日日新聞(今の毎日新聞)がすっぱぬいてしまい、それで急きょ「昭和」に決まって、結果大誤報になった」説とか、 いろいろと「怪しい」事件の話もあるんですが、まあとりあえずこのあたりで。

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↑ご機嫌伺いにこんなもん作っちゃったりして(やめなさいw) 

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