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「人生、成り行き」

贔屓の千葉ロッテ・ヴァンフォーレ甲府を中心に、四方山話を書いている雑記ブログです。あとさだまさしとかも。

人生、成り行き

【千葉マリン命名権解除】QVC「合理的根拠があれば違約金は払うけどさー(払うとは言ってない(爆))」

千葉ロッテ 雑談

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<マリン命名権解除>千葉市、違約金請求へ QVC「合理的根拠あれば…」 (千葉日報オンライン) - Yahoo!ニュース

こないだの記事の続きです。

www.muroktu.com

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千葉マリンを保有する千葉市と、命名権の権利を取得した(そして契約途中で解除を申し出た)QVCの間の契約書に実は契約解除の条項が無かった、という話なんすけどね。 

千葉マリンスタジアムの命名権(ネーミングライツ)を巡り、熊谷俊人千葉市長は28日の定例会見で、契約途中での解除を申し出た「QVCジャパン」(千葉市美浜区ひび野)に対し「このまま契約解除というわけにはいかない。納得できる金額を支払っていただく必要がある」と、解約時に違約金を請求する方針を明らかにした。

 違約金とは別に、球場名称変更に伴う道路標識などの表示変更にかかった初期経費1千万~2千万円も請求する考え。新スポンサーの見込みについて、熊谷市長は「関心をお寄せいただいている企業がいくつかある」とし、「トータルでマイナスにならない方向性で収まる可能性がある」と話した。

  違約金について同社は「合理的な根拠があれば協議の中で対応していく」としている。

  「QVCマリンフィールド」とする命名権契約期間は、2011年3月1日~20年11月30日までで、QVCが市と千葉ロッテマリーンズへ、それぞれ年間1億3750万円を支払うことになっている。途中解除に関する違約金など具体的な契約条項はなく、同社が6月、「一定の成果を上げられた」などとして契約解除を市へ求めたため、球団を含めた3者で8月から本格的な協議を始めることになった。

  契約では毎年11月30日までを1年間として、5月末までに年間契約金を一括で支払うことになっており、本年分はすでに全額入金されている。

契約大国・アメリカ生まれの会社の割に随分と杜撰な…。

ま、個人的には「万が一の時、つまりは途中でQVCor千葉市側のどっちかが契約を履行できなかった場合の条項」が「なかった」ってのが、ある意味で凄いよなあって思うんですよね。特にQVC側は「契約大国」アメリカで生まれた会社なんすから(勿論、千葉市が杜撰だった可能性も正直否めないけどね)。

※一応調べたら、QVCジャパンの株は米国のQVC本社が60%、三井物産が40%保有してるんだそうです。

で、千葉市側としては、前回も書いたように道路標識や看板等の掛け替えで、QVCマリンフィールドを千葉マリンスタジアムに戻すとか、他の企業のネーミングライツに移行する際に、いずれも書き換えなくてはならないので、その分の費用は違約金として出してよ、と言ってるわけですね。…ただ、QVC側からすれば「年間2.75億円も払ってんだからそれで道路標識の書き換えぐらいしてよ」って言ってくる可能性もあるし、千葉市側からすれば「他の会社と比較・精査したうえで、信頼できる規模の会社だから10年契約すると決めたんだから、10年分きっちり契約を履行しろよ」とも言える話で。

QVCの会社のイメージとしてもどうなんだろうね、これ。

ただ、個人的に思うに、千葉市も相当杜撰…ってのは否めない反面、なんでQVCは率先して途中契約解除の条項を入れなかったんだろうな、とも思うんですけども。

第一、こんな感じでヤフーのニュースになるぐらい、一つ間違えたら全国ニュースに流れるような出来事(特にちょっとしたトラブルのような話ですし)は、会社のイメージからしても良くないハズだし、QVCジャパンだって「本業の」衣類等の売買の際は、お客さんとの契約の条項はびしっと決めてから商いをしてるのは間違いないわけで、少なくても顧問弁護士のひとりでも「いや、これは契約書としては不備なんでは?」ってツッコミを入れる人がだーれもいなかったのが不思議でならないんですけどね…。

さてこれは裁判沙汰になるのか、それとも「うまく」妥協するのか。QVCからすれば今後の残り4年分、約11億円を払わずに「撤退」するんだったらたかだか数千万円程度の違約金で済ますかもしれないし、千葉市からすればもし代わりに命名権を取得してくれるような有力な企業の候補が既にいれば裁判費用とかQVCから希望額を取れなくても「道路標識や看板等の修正代」程度の行きがけの駄賃ぐらいの金額で結果オーライって思うかもしれないけどね。

そもそもQVC側の解除理由は「解除理由に値する」のか否か?

ちなみに民法上では契約解除についてはこちらが詳しく載ってるので参考にどうぞ。

ま、(民法の)建前上、ごくごく簡単に言えば、一方が「一年に3億円近く払うのがバカバカしいから止める」とか「お前らが気に食わねえからやーめた」の一言で済む話ではないわけで。逆はありますけどね。千葉市が「QVCめ、ちゃんとカネ払ってくれねえじゃねえか」って契約解除に動くことは。昔、Jリーグの大分トリニータが音楽プロデューサーの小室哲哉(の関連会社)とスポンサー契約か何かを結んだ時に実際は小室側がちっとも払ってくれなくて契約解除に…みたいな話とか。

それを思うに、QVCジャパン側の「会社として一定の成果を挙げることができた」なんつー解除理由は果たして解除理由に値するのか?ってツッコミもあるんですけどね。

これが仮にQVCが近々、(米国本国の本社の判断で)日本から撤退して日本法人(=QVCジャパン)も清算しますって事だってまあありうるんでしょうけど。ただそういう場合でも、契約解除する側はQVCよりも千葉市の方だと思うんだけどな…。ぶっちゃけ、千葉市からすれば「そんなお前んとこの事情なんか知らねえよ。契約書通りに日本から撤退する前に耳揃えて4年分11億円払え。いつ日本から消えるかわかんねーんだから、今すぐ前払いしろよ」って突っぱねることだって理論的には可能ではありますし。

もし千葉市側(運命共同体のロッテ球団でも可)に辣腕なビジネスマンが居れば、QVCからも高額な違約金を取りつつ、来年以降は他の企業からほぼ同額に近い契約金で締結…という「千葉市からすれば損は全くない」みたいな事に持っていく可能性だってあるわけですし(ま、そんな辣腕な職員がいるんだったらそもそも契約書はもっとましなものを作るでしょうけどねw)。

でも日本の信頼関係を大事にした契約関係だとしたら、そういう喧嘩別れとか裁判沙汰になるのは好まないでしょうから、まあほどほどの違約金でお茶濁すんじゃないでしょうかね。QVCさんから貰ったお金でスタジアムも随分と大改良できたのも事実ですから。こういう形になったのは残念ですが、やはり一ロッテファンとしては感謝しきれないぐらい感謝してますわ。

で、「次」はちゃんとした契約書を作れよ(爆)

いずれにしても近年は、企業はおろか、自治体だって正直財政が10年保つかわからない世知辛い世の中、次の命名権の契約先とはしっかり「契約解除」の条項はびしっと決めといた方がいいよね。

さすがに千葉市も「次」に同じことをやったらこれはさすがにアホですわ…。

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