自民党の二階幹事長、それって「子分をかばってる」つもりなの?

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二階氏「言葉の誤解、首取るまで張り切らなくても」(朝日新聞)

子分をかばうつもりであえて自分が泥をかぶった親分…のつもりかもしれないけど、清水次郎長の映画じゃねえんだから。

自民党の二階俊博幹事長は26日、東京都内での講演で、東日本大震災をめぐる失言で辞任した今村雅弘・前復興相を念頭に「人の頭をたたいて、血を出したっていう話じゃない。言葉の誤解があった場合、いちいち首を取るまで張り切っていかなくてもいいんじゃないか」と語った。自らの派閥に所属する今村氏の発言を、擁護したとも受け取られかねない発言だ。

 東日本大震災をめぐり「東北で良かった」などとした今村氏の発言は25日夜、報道陣が入った二階派のパーティーで出た。二階氏は「政治家の話をマスコミが余すところなく記録をとって、一行悪いところがあったら『すぐ首を取れ』と。何ちゅうことか。それの方(マスコミ)の首、取った方がいいぐらい。そんな人は初めから排除して、入れないようにしなきゃダメ」と述べ、報道陣の取り上げ方の問題だとの見方を示した。

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「出戻り組」にも関わらず党幹事長まで上り詰めた人。

まあそもそもこの二階幹事長、今でこそ「自民党のドン」「最大級の派閥のドン」みたいな顔をしてますが…(ああいう映画の「アウトレイジ」にすぐに出でもよさそうな面構えは私自身は結構好きですけどね、わかりやすくて。あの人の役をやらせれば光る俳優さんは多そうだ)。

でもこの人、もともとは自民党一筋、というわけではなく、最初は議員秘書→県議→代議士…と叩き上げの人で、長らく田中派→竹下派の小沢一郎氏の側近として、しかも小沢氏と一緒に細川内閣の際には自民党を出て新生党・新進党・自由党・保守党・保守新党の立ち上げとかも経験して、保守新党が自民党に吸収されて自民党に「戻ってきた」というタイプのある意味で変わり種だったりします。

基本的にああいう自民党のような巨大な政党は出戻り組って冷や飯を食らわされることが大半なんですが、それでも自民党のドンに上り詰めたってのは政治家としては何かを持ってる人なんでしょうね。それは人脈しかり、人心掌握術しかり、運しかり。あっちゃこっちゃの政党を行き来してたので、何しろ与野党での知り合いが多くて、いわゆる「顔が広い」んで与野党の調整役とかでもかなり重宝してるんだそーですね。

ついでに書くと、自民党の幹事長に就任したのは、前任の谷垣禎一氏が自転車に乗ってて転倒して大怪我で入院して辞任したからで、77歳という年齢での幹事長就任は史上最年長だったそうですから。ちなみに逆の「史上最年少」の記録を持ってるのが、かの田中角栄氏で47歳だったそーです。

角栄サンや金丸サンが草葉の陰で失笑してるぞ(爆)

ただ、見方を変えれば、安倍総理がいくら「同期・同世代なお友達の自民党議員」を大臣等に起用したいと思っていても、最終的に閣僚名簿を調整するのはこういう幹事長・政調会長・総務会長などの党の上層部の連中で、300議席を誇る党総裁の安倍総理の意向が仮に強力に反映されたとしても最終的には各派閥のドンとか領袖のOKがでないと実現はできないものですしね。派閥のドンには「派閥ごとに与えられたポストの数」や「当選回数が多い奴らにそれを与えなきゃならん」みたいな派閥のドンなりの事情もありますから。

で、一応調べてみたら今村復興相(前、になりましたけど)はこの二階派のメンバーで当選回数的には当選7回で上位10人の中に入っている人物。にもかかわらず大臣経験がまったくなく、「かわいい子分だから調整ポストでもいいから大臣経験させてやりたい。そしたら更に上のポストにも」という派閥のボスの親心(?)が働いたんでしょうね。…ただ、あまりにも空気を読まないというか、アンポンタンで当選7回を経ても未だに大臣経験もないような輩「だった理由」がここで明らかになっちゃった、と。

しかも派閥のパーティーの講演という、いわば前回のミスの「名誉挽回」のチャンス、という二階幹事長の「親心」を思いっきり踏みにじっちゃって。だって総理だってあの後に登壇する事が決まってたんでしょう?その総理が登壇して開口一番、今村大臣の発言を謝罪する羽目になったんだから、そりゃ二階幹事長の顔に泥を塗った以外の何物でもないわけですしね。

そして「泥を塗られた」二階幹事長のコメントが…ねえ。でも大臣を更迭されて落ち込んでるだろう子分をマスコミの前でけなさずに、逆にむしろ本人を庇う意味で「いちいち首を取らなくてもいいじゃないか」と。

そりゃ清水次郎長のような任侠・博徒の親分だったら「批判はワシが受ける。だってお前を推薦したのはワシだからな」とばかりに義侠心をくすぐるような言動だなあ…って思うんですけど、いやしくも公人たる政治家でこのタイミングでそれはないだろ(爆)。まあさすがに二階幹事長の首まですっ飛ぶ事は(自民党の議席数を見れば)すぐには無いと思うけど、それ以前に派閥から推薦するヤツの面接とか、そこのポストに合う・合わないぐらいのさじ加減ぐらいはしっかりした方がいいと思うけどね。

そこらへんがどうもかつての田中角栄氏とか金丸信氏あたりに比べると「ヌルい」んだよなあ。確かに昭和40-60年代も、自民党の閣僚が舌禍をきっかけに大臣を辞任したり更迭したりという例は幾つかありましたけど、今村大臣のようなここまで何もわかってなかったアホウなんかは、中選挙区制での地元の選挙争いや当選した後に大臣に同期やキャリアが近いもの同士での戦いで「自然淘汰」されて行ってたような気がするんだけどなあ。間違っても自民党や政権のイメージを保つためにも、こんなアホ(=今村氏)をそもそも復興担当大臣に「起用」するほどマヌケじゃなかったと思うんだけどなー。

↑いつもTwitterで拝読してます立川談四楼師匠のツイート。まさにその通りだなと。

ここらへんが政界そのものが二世議員・三世議員の世襲議員ばかりになってしまったり、中選挙区制以上にオール・オア・ナッシングになりがちな現行の小選挙区制の選挙制度の限界なのかもしれないですね、たぶん。

↑出た、守護霊インタビュー(爆)

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