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「人生、成り行き」

贔屓の千葉ロッテ・ヴァンフォーレ甲府を中心に、四方山話を書いている雑記ブログです。あとさだまさしとかも。

人生、成り行き

NPBの調査委員会「巨人の高木京介投手は1年間の失格処分が望ましい」←で、既に処分を受けた元選手とのバランスは?

ツッコミ

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http://www.flickr.com/photos/14612880@N05/16566582674

photo by kndynt2099

巨人・高木京は1年間失格が相当 野球賭博、NPB調査委が処分案(スポニチ)
へー。って感じ。

それはいいんだが、処分する側からして、無期失格処分を受けた3選手のうちの「誘われた」2投手の「やらかした中身」違いと、この高木選手の「やらかした中身」の「違い」を知りたい。

日本野球機構(NPB)の調査委員会は22日、都内で会見を行い、野球賭博への関与が明らかになった巨人の高木京介投手(26)を1年間の失格処分とする処分案を発表した。巨人には制裁金500万円。最終的な処分は熊崎勝彦コミッショナーによって判断される。

 巨人は2月29日に「週刊文春」から取材を受けたことで、今月8日、高木京が野球賭博に関与していたことを発表。笠原将生元選手(25)に誘われて2014年の4月から5月にかけ、1試合に10万~15万円ずつをプロ野球の8、9試合に賭けた。9日に高木京が会見して「自分が野球賭博をやってしまったことを深く反省して、それを受け止め、前に進んでいきたい」などと謝罪し、巨人は10日に野球協約の規定に基づいて高木京をコミッショナーに告発した。

 巨人では昨年11月、福田聡志投手(32)、笠原、松本竜也投手(22)の3人が野球賭博に関わったとして無期失格処分を受けている。

笠原投手以外の2投手と、高木投手の「違いは何か」が知りたい。

で、調べてみたんですが、

笠原投手
・39歳の大学院生(仮にAとする)と共にプロ野球10試合を賭けた。
・Aが野球賭博の常習犯と知りながら高校野球の勝敗や麻雀、バカラなどを賭けたり、Aと共に行動を共にしており、金品を授受していた。
・飲食店経営(仮にBとする)と共にプロ野球10-20試合を賭けた。
・更にBも野球賭博の常習犯と知りながら高校野球の勝敗やゴルフなどを賭けたり、松本投手の賭ける金額を伝達したり精算行為を行ったりした。また、Bとも行動を共にしており、金品を授受していた。

福田投手
・Aと共にプロ野球10数試合を賭けた。
・Aが野球賭博の常習犯と知りながら自ら単独もしくは松本投手と共同で高校野球やメジャーリーグの勝敗や麻雀、バカラなどを賭けたり、AやBらと共に行動を共にしており、金品を授受していた。

松本投手
・プロ野球10数試合を笠原投手を介してBらと共に金銭を賭けて賭博した。

…と、まあこんな感じ。これで野球協約180条1項1-2号に該当してますよ、という話らしいです。

【参考】野球協約第180条(賭博行為の禁止及び暴力団員等との交際禁止)

(1)選手、監督、コーチ、又は球団、この組織の役職員その他この組織に属する個人が、次の行為をした場合、コミッショナーは、該当する者を1年間の失格処分、又は無期の失格処分とする。
(1-1)野球賭博常習者と交際し、又は行動を共にし、これらの者との間で、金品の授受、饗応、その他いっさいの利益を収受し若しくは供与し、要求し、申込み又は約束すること。
(1-2)所属球団が直接関与しない試合、又は出場しない試合について賭けをすること。

この3人、特に野球協約の(1-1)(1-2)の両方に抵触して、無期限失格処分を受けた笠原投手「以外」の、福田・松本両投手と、この高木投手との「違い」というのは知りたいかなとは思いますね。

後出しジャンケンで有利になるはどうかと思うよ?

これが「司法取引」のように、正直にすべてゲロして、それが諸問題の解決に繋がることで罪一等を減ずる、具体的には「死刑が終身刑・無期懲役」になるように、「無期限失格処分(永久追放)から有期限の出場停止」にするんであれば、この制度を具体化して明文化しないと、それこそ「奴は巨人のスター選手だからお目こぼししてやろう」みたいな恣意的な運用もありうるし、それだと示しがつかないとも思うんですけどね。

もっといえば、高木投手の罪一等を減ずるんであれば、例えば3選手の処分が、「誘いこんだ笠原は無期限失格処分(事実上の永久追放)、誘われて乗ってしまった福田・松本は2-3年間の出場停止処分」だったらまだわかるんですわ。で、「そん代わり、福田・松本はすべてゲロしろ。記者会見にも出ろ」だったらまだしも。

3名を一罰百戒、もっと言えば「見せしめ」のごとく一律に「アウト」にしといて、その時点でバレなかった高木が後からバレて、記者会見まで開いて多少は中身がわかったから罪一等は減ずる…は、それは話が違うんじゃないかな、とも思うんすけどね。3選手と同時にバレてたら、高木投手だって確実に「4人まとめて無期限失格投手」になってたハズなんですから。

では具体的にはどうするか。

思うに、NPB側に柔軟性および本当に解決する意思があれば、の話ですが、

1.調査を徹底してやり直す。「司法取引」も認める。
2.野球協約の2項目両方に抵触している笠原は別にして、松本・福田への「司法取引」を勧めて全部ゲロした場合は罪一等を免ずる。具体的には「無期限失格処分」から「3-1年程度の出場停止処分」に減刑する。
3.その状態で高木の処分を決定する。
4.賭博していたプロ野球の賭け試合の多い少ないを基準にして決める。

…ぐらいしかないと思うんすよね。例えば、風邪ひいたから風邪薬飲んで寝るだけみたいな「対処療法」にこだわってて、病院に行くとか風邪ひかないための予防を講じるみたいな根本的な問題解決をしたいとは思えないんすよね、この人たちに。

そんぐらい、高木投手の「減刑」は、他の3人、特に笠原投手以外の2名には酷な処分になると考えるんすけども。

ただ、有期の出場停止処分も事実上の「引退勧告」ではあるんだけどね。

1960-70年代に吹き荒れた「プロ野球黒い霧」事件では、無期限失格処分を受けた選手の他にも、1年間・3か月の野球活動禁止、または選手失格処分を受けた選手もおりました。そしてこれがきっかけで引退に追い込まれた選手も存在するんですね。うつ病になって現役引退どころか自殺までした選手もいたようです。

ついでに書くと、当時の西鉄ライオンズはこの事件で3名の永久追放選手と、2名のシーズン出場停止選手を出したので3年連続最下位に転落し、観客動員数が著しく激減して経営が行き詰った為にこの3年後の1972年には身売りされることに繋がったぐらいでした。

なので、仮に無期限失格処分を受けた投手が、翌年ないし数年後に「再起」できるかは正直さだかではなく、ましてや巨人を含めたNPBの12球団がそのような選手と契約を結んでくれるかどうかという保証はない(よほどの事件後に練習量やボランティアなどの善行がチームにも伝わり再契約を勝ち取るという選手は出るかもしれませんが)し、草野球程度の練習しかできないまま、よしんばプロに戻れても育成選手から這い上がらなくてはならない、という茨の道のようなルートを果たしてこの選手たちが来れるかどうか…は甚だ疑問ではあるんですけどね。

ただ、「死刑」と「無期懲役」とは歴然たる違いがあるように、減刑を受けた「辛うじて選手生命を絶たれずに済んだ」投手がその禊と後悔の念を抱えてより一層練習量を重ねて「再起」および「以前以上の活躍をする」可能性はあるかもしれません。そこの可能性は少しは残してもいいんではないのかな、とは思いますね。

決して甘い道ではないし、野球賭博なんかする余裕が全くないような浪人時代および残りの現役生活を過ごす覚悟があれば、の話ですけど。

今のままではたぶん何も解決はしないと思いますけどね。

さて、高木投手の処遇はどうなるんだろう。

前述の3選手(特に笠原以外の2選手)とのバランスは。そして「後出しジャンケン」「逃げたモノ勝ち」を許していいのかどうか、とか。しっかりプロの法律家も交えて真剣に議論しろよ、と思うしそれを願う次第です、はい。

【追記】

記事をアップしたら、ニュースが出てました。

高木京、1年間の失格処分=コミッショナーが裁定―野球賭博問題 (時事通信) - Yahoo!ニュース

あ、確定なの?

でもなんかこの運用面、「本人の非行歴が1年次まで繰り下がってしまった→(本人ではない)1年次の万引きをかどに専願入試させてくれないと担任が言って生徒自殺しちゃった→自殺後にルールが「3年次以降に」替わって本当に万引きした生徒が専願入試で合格しちゃった」広島の中学の事件を彷彿とさせるんすけど…。いいのか、おい。

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