しかしユナイテッド航空もここまで「殿様商売」だったとはね。

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ユナイテッド航空、乗客引きずり下ろしで非難殺到(ウォール・ストリート・ジャーナル)

日本で言うとこの日本経済新聞のようなアメリカ大手の日刊の経済新聞のサイトなんすけどね…投資家だって読んでるはずだからこういう事をやらかしたら会社の評判がガタ落ちになるのはわかってる筈なのに…アホだなあ。

米ユナイテッド航空を傘下にもつユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスに批判の嵐が巻き起こっている。オーバーブッキング(過剰予約)となった機内から乗客を強制的に引きずり下ろす動画がソーシャルメディアに投稿されたためだ。株主総会での委任状争奪戦や経営陣の激変からの立ち直りを試みている同社の評判がさらに損なわれる恐れがある。

 乗り合わせた乗客がソーシャルメディアに投稿した動画には、満席の機内から無理矢理引きずり下ろされる男性が叫び声を上げている様子が映っていた。騒ぎが起きたのは9日夜、シカゴのオヘア国際空港発ケンタッキー州ルイビル行きの3411便で、この男性は病院で手当てを受ける羽目になった。

 同社のオスカー・ムニョス最高経営責任者(CEO)は翌10日、ツイッターに「これはユナイテッドの全従業員にとって心がかき乱されるような出来事だ」と投稿した。

 ユナイテッド航空は今回の事態について調査を進めていると表明。この男性の名前の公表を避けたほか、男性の居場所は不明だと述べた。ユナイテッドは当初、補償金を出す代わりに搭乗変更に応じる乗客を募ったが、誰も名乗り出なかったことから、自社ルールに従い無差別に4人を選択。このうち3人は求めに応じたが、ユナイテッドによれば「1人が自発的に下りるのを拒否したため、法執行機関に出動を要請した」という。

 同航空によると、4人分の席を確保する必要があったのはパイロット2人と客室乗務員2人のためだった。事情に詳しい関係者によると、4人はルイビルから10日に飛び立つ便に乗り込む必要があり、ルイビルに移動できなければ、その便を飛ばすことができなかっただろうという。

 米運輸省によれば、米国内で2016年にオーバーブッキングのため搭乗便を変更するよう求められた乗客数は43万人強に上った。通常は、見返りに数百ドルの補償金と後発便の搭乗券が与えられる。「非自発的」に搭乗を拒否されたのは約4万人。昨年の米国内の航空機搭乗者は合計6億6000万人で、全体からみれば強制的な搭乗拒否はごくわずかだ。だが、すでに搭乗している乗客を機内から下ろすのは異例だ。

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お客さんになーんも非がないにも程がある(呆)

っかしこれはひどいね。「てめえらのパイロットと客室乗務員を乗せるんで、オーバーブッキングになっちゃったから降りてください」って事情も身勝手だけど、

宿代とカネ出してやるんだから無理やり降ろせ。

ってのもまたひどい。それぞれのお客さんにそれぞれの事情があってここの機に乗っていて、しかも満席なんだから。どーしてもこの便で帰りたい人たちだらけに決まってんじゃん、と。

Twitter見てたら「この例え、うまいなー」というツイートがありまして、

いや、まさにこれだよなー。学生時代1年ちょっと横浜に住んでた頃、白楽の「六角家」という家系ラーメンの店の本店にたまに行ってたんですが、当時いつも満席で待たされてたし、店員が物凄くピリピリしてて怖かったけど、ラーメンは結構おいしかったって記憶があるんですが、さっすがにその六角家さんでもこういう事はなかったですわ(←あたりまえだw)

仮に談志師匠がそこに乗ってたら「幾らまで出す?」って交渉しそうだw

で、ふと思ったのが、今は亡き落語家の立川談志師匠がケチだったり、助っ人で呼ばれた落語会なんかだと高座に上る直前に「なんかこの会館のキャパでこの満席、にしては俺へのギャラが少ねえなあ」と思ったら、主催者に「なあ物事は相談なんだが、このまま降りてもいいんだけどさ、ギャラ幾ら出す?」って交渉したりもしてたそうですしね(ま、それでも主催者は全然潤ってるわけで武勇伝のような話で語れるわけなんすけども)。

まあファーストクラスに乗ってるだろう談志師匠と、エコノミークラスに乗ってるだろう付き人さん(前座さん)と、もしかしたら海外公演ということで同道してるお弟子さん(二つ目や真打ちの方もいるやも)で、3-4人の旅なんで、まあユナイテッド航空の「4人分席を空けて欲しい」というニーズはかなってはいるわけですな。もっとも翌日以降にスケジュールは入ってるかもしれないけどそこを気にする談志師匠ではないし(苦笑)。

ちなみにイギリスのBBCさんが結構わかりやすい記事を書いてまして、

なぜこんなことに? 米ユナイテッド航空はなぜ乗客を引きずりおろした 

こちらの記事によると、最初は1人あたり400ドル+宿泊費+翌日午後のフライトの座席という条件だったらしいんですが、誰も名乗り出る人がおらず「仕方なく」800ドルまで引き上げたとのこと。しかしそれでも誰も名乗り出ず、いよいよ「強硬手段」に及んでしまった…らしいんですが、実は交渉次第では最大で1350ドルまで引き上げる交渉の余地もあったそうなんですね。1350ドルだと日本円でいえばおおよそ15万円弱。まあおそらく談志師匠がそこにいたら、「あんたらも仕事だし、俺らも仕事で来てるんだ。こちらを満足させるだけの提示額を出したらどうだ?」って言うと思うんですよねえ。言葉は悪いけど「足元を見る」というか。最終的には公的には1350ドルを貰った…で済むんだろうけど、実際はこっそりもう1000ドルぐらい積まれて受け取るか、宿泊先を思いっきり豪華にしてもらうとか(晩飯も豪華な料理を食べ放題とか)、そんぐらいのことはしたんだろうなあ…って思ったりと。で、談志師匠、付き人さんたちの「お詫び代」もちゃっかり上納金として没収したりと(爆)。

※その代わり同道したお弟子さんとかはこのネタを高座で枕として何十年も語れるという嬉しい話も。「うちの談志、オニなんすよー、あん時、最後ひとりあたり2500ドルもせしめたのに、全部ひとりで取っちゃった」とか。談春さんは自伝本「赤めだか」にしれっと書いて、志らくさんとか生志さん、談慶さん、キウイさんあたりは高座で鉄板ネタにしそうだ(苦笑)

その交渉の余地があった「550ドル」のケチった代償はでかそうだ。

なのでよくわかんないのは、「強硬手段」に及ぶ前にある程度は金額を積み上げる方法もあったわけで、それをしないでいきなり警備員だか保安院だかが暴力をもってお客さんを排除…という論理が本当にいまいちよくわかんない。「え、その550ドル、もしかしてケチったんですか?」ってことになると、そりゃ会社としてのイメージもガタ落ちだろうよ、と。そんな発展途上国や独裁国家でデモ隊を鎮圧するのとわけが違うんだからさー。

もっとも訴訟国家・アメリカの大手企業なんで「ごめんなさいしたら負け」ということなんでしょうけど、いやあ一般紙よりも冒頭に書いたようなウォール・ストリート・ジャーナルなどの経済紙に掲載されて問題視される方が経済的なダメージは大きいと思うけどね。株主や取引先の銀行、頻繁に使う上客はたぶんかなりの割合で経済紙には目を通してると思うし。世間は怒りに沸騰はするけど熱しやすく冷めやすいからある程度は放置プレイで済むかもしれないけど、こういう経済紙を読んでる人達の目はごまかせないと思うんだけどね…。2002年に9.11テロの影響で経営破綻した過去はもう忘れてしまったらしい。

てか、そんなやり方、中国のLCCじゃあるまいし(呆)。

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