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「人生、成り行き」

贔屓の千葉ロッテ・ヴァンフォーレ甲府を中心に、四方山話を書いている雑記ブログです。あとさだまさしとかも。

人生、成り行き

「勝って騒がれるのではなく、負けて騒がれる選手になりなさい」とはこの事なのか…。<吉田沙保里選手、遂に敗れる

雑談 スポーツ

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吉田沙保里、五輪4連覇ならず…決勝で24歳米国選手に敗れる -リオオリンピック特集 - Yahoo! JAPAN

レスリングの絶対女王・吉田沙保里、遂に敗れる。なんか物凄い瞬間を見たような衝撃を覚えた。やはり勝負の世界は本当に恐ろしい…。

◇リオデジャネイロ五輪 レスリング女子53キロ級(2016年8月18日)

 レスリング女子53キロ級決勝が行われ、五輪4連覇を目指した吉田沙保里(33=フリー)はヘレン・マルーリス(24=米国)に敗れた。17日の伊調馨(32=ALSOK)に続く五輪個人種目4連覇達成はならなかった。

 吉田は2回戦から登場すると、まずはアゼルバイジャン選手を4―0で退けた。続く3回戦はセネガル選手に対して序盤からポイントを重ね、9―0で圧勝。準決勝もベネズエラ選手に6―0と3戦連続完封勝利でファイナルに進んだが、運命の決勝では第1ピリオドで1ポイント先取したが、第2ピリオドで4ポイントを失い、逆転で屈した。吉田は「たくさんの人に応援してもらったのに銀で終わってしまって申し訳ない」と号泣。何度も「申し訳ない」を繰り返した。

 調整面では過去3度の五輪と違う部分があった。昨年12月の全日本選手権以降は試合に出場しておらず、約8カ月ぶりの実戦。前回、前々回と国別対抗戦のW杯で1度ずつ敗れて五輪本番を迎えていたが、今年はW杯が開催されなかったことで、ぶっつけ本番を選んだ。

 ここまで五輪と世界選手権を合わせて16大会連続制覇中だったが、3歳のころから指導を受け、2年前に亡くなった父・栄勝さん不在で臨む五輪は初めて。最後の五輪と位置づけ「4連覇は父との約束。絶対に達成しなければいけない」と意気込んだが、最後の金メダルをつかむことはできなかった。

どうもこの時点で205連勝か206連勝になっていたようで、かのロサンゼルス五輪で金メダルを獲得した柔道の山下泰裕選手の203戦負けなしで引退した時の記録を超えていた事にも驚きなんですが…、ある意味でどえらいものを見たようなショックすら隠しきれない。この選手が「背負って戦っていた」数々のものと、そのバックボーンを思えば…。

かつて、戦前最大の名横綱だった双葉山の前人未到な連勝記録が69連勝で止まった時、それを止めた新進気鋭の幕内力士・安芸ノ海は、世紀の大殊勲を果たし喜び勇んで所属部屋である出羽海部屋に帰宅した際に、師匠である出羽海親方だったか、当時部屋付きの親方だった元横綱・常の花の藤島親方にこう真顔で「諭された」逸話があった。

「勝って騒がれる力士ではなく、負けて騒がれる力士になりなさい。」

結果的には安芸ノ海はこの後わずか数年で横綱に昇進するぐらい、この励ましをきっかけに「奮起」していった後日談もあるんですが、しかしそれでも双葉山には二度と勝てなかったという強烈なエピソードもあるんですけどね。

ちなみに当時の出羽海部屋は幕内力士を20人以上擁する角界最大の大部屋で、打倒・双葉を合言葉に徹底的な弱点研究が行われていて、この時点で対戦経験がない新鋭の安芸ノ海が先鋒役として対戦したら世紀の大金星を獲得したんだそうですね。

しかしこれほどまでに「負けて騒がれる」アスリートは近年何人いたか。シドニーだかアテネでレスリング男子4連覇を決勝で負けて逃したロシアのカレリン選手、稀勢の里に63連勝で止められた横綱・白鵬関ぐらいしか記憶にないわ。それだけ吉田沙保里選手が16年間ほぼ無敵で、ライバルには研究尽くされても負けずにここまで来た凄まじさを改めて思うに戦慄が走る感じですわ…。

準決勝で吉田の決勝の相手と目されていたスウェーデンの選手をフォール勝ちし、決勝で吉田をも封じて敗る大金星を得たアメリカの選手を素直に讃えたいと思う。

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これで吉田選手はほぼ確実に2020年の東京は、「負けた、という経験が大きな財産になって」、更に強烈なモチベーションを得て「出る」んだろうなあ…。

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