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「人生、成り行き」

贔屓の千葉ロッテ・ヴァンフォーレ甲府を中心に、四方山話を書いている雑記ブログです。あとさだまさしとかも。

人生、成り行き

俳優の今井雅之氏が亡くなった…。

雑談

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今井雅之さん逝く 容体急変 舞台復帰叶わず - 芸能 : 日刊スポーツ

今月初めに、東京MXテレビに出てる今井氏を見て「なんでここで甲府の城福前監督が芸能番組で梅沢登美男と喋ってるんだろう…いや、これ今井雅之か?と、その痩せすぎた風貌に驚愕したという話を、断腸亭日常で書いたことがあった。

raity.hateblo.jp

梅沢富美男、新幹線トラブルで職員にブチ切れ - 芸能 : 日刊スポーツ

まあな、ネットで叩かれるかもしれないけどもだ、JRも結局こういう「トラブル」では2時間遅延して特急券払い戻しぐらいしか補償してくれないんだしな。怒る人は怒るわな。俺も急いでいればたぶん怒ると思う。

つーか、共演してた今井雅之氏、末期がんのステージ4の状態で、今、テレビに出てて本当に大丈夫なのか?むしろ、あなたの方が心配ですわ…。ま、こないだたまたまその番組を見たときに、あまりに痩せていて「なんでここで甲府の城福前監督が芸能番組で梅沢登美男と喋ってるんだろう…いや、これ今井雅之か?」と勘違いするほどげっそりしていて絶句したのだが…。

(注:この時はヴァンフォーレ甲府は樋口監督が更迭される前だったので城福「前」監督でした。今は城福「元」監督です…って、そういう注釈はいらないか(泣))

と書いたのが5月1日。まさかこの4週間後に訃報に接することになるとは…。

日刊スポーツの記事より。引用が長いんですが、全文掲載させていただきますね。

 大腸がんのため闘病中だった俳優今井雅之さんが28日午前3時5分に大腸がんのため、都内の病院で亡くなったことが分かった。所属事務所がマスコミ各社にファクスで発表した。54歳だった。通夜、葬儀は近親者で密葬の形で行い、後日、お別れの会を行うという。

 今井さんは4月に都内で会見を行い、ステージ4の末期がんと告白。転移の可能性も明かしていた。5日には降板した主演舞台「THE WINDS OF GOD」の開演前、「がんと闘う」とあいさつし、舞台復帰を目指していたが、願いはかなわなかった。

 今井さんは降板した舞台の千秋楽(5日)の開演前、「本当はこの舞台に役者として立ちたかった」と悔しさをにじませ「役者人生を充実できるようにがんと闘う」と語っていた。生きること、再び舞台に立つことを強く望んでいた今井さん。願いはかなわず天国に旅立った。

 関係者によると、今井さんはリハビリに取り組んでいたが、容体が急変し、予断を許さない状態となり、28日午前3時5分、都内の病院で静かに息を引き取ったという。所属事務所は治療に携わった病院関係者やファンに感謝を記すとともに、今井さんの遺志に従い、通夜、葬儀について近親者だけの密葬の形をとると説明した。また、後日、お別れの会を行うとした。

 今井さんは降板した1日の舞台初日から千秋楽の5日までは、比較的体調が落ち着いており、1日も休むことなく、劇場に顔を出し、開演前、観客に降板のおわびと感謝の言葉を述べていたと説明した。その後、大阪や京都など関西地区の公演には姿を見せず治療に専念していたという。

 今井さんは、抗がん剤治療で、ステージ4の大腸がんと闘ってきた。生前、副作用について「船酔いしているところで、熱が42度くらいある感じ。苦しいし、眠れない」と語っていた。ようやく、がんとの苦しい闘いから解放された。

 4月に都内で降板会見を行った今井さんは、やせ細った体とかすれた声で病状を説明していた。昨年夏に都内の病院で風邪と診断されたが、同11月中旬、仕事で出向いた大阪で体調不良を感じ、兵庫・西宮市の病院で、ステージ4の大腸がんと診断。大小複数の腫瘍が見つかった。「悔しかった」と声を震わせ、風邪と診断した病院に「ふざけるな」と唇をかんで怒りものぞかせた。

 その後、同11月下旬に横浜市内の病院で手術。病院を移り、抗がん剤治療を行っていると説明。転移について「可能性大です。影が見えています」と死への恐怖を押し隠すようにきっぱりと語っていた。

 同会見では、降板した舞台に「後半から出たい」と復帰意欲を見せていた。仕事ができず、生きるだけなら殺してくれと、安楽死を医師に求めたこともあったと声を詰まらせていた。秋には主演映画「手をつないでかえろうよ」の撮影があり、涙を浮かべて「秋までは寿命を持たせて」と祈るように語っていた。最後の最後まで再び仕事をする希望を捨てず、がんと闘い続けた。

今井氏の名前と顔で思い出すのは、もう10数年前になるテレビ朝日で放送されていた「味いちもんめ」の第2シーズンのドラマか。SMAPの中居くん演じる主人公が京都に赴いて料亭で修行する…という時の河内弁っぽい関西弁でまくしたてるコワモテの意地の悪い先輩役ってのが、この今井氏で。

ストーリー的に取っ組み合いとかにらみ合いとかのシーンとかも少なくなかったんですが、ストーリーがぴしっと締まっていたのと、単純に「人気アイドルSMAPの中居くんが主演のドラマ」というちゃらちゃらしたものではなく、中居くんも真剣に演じていて中身が濃いドラマでして、最初は裏番組(「金八先生」の第4シリーズだったか第5シリーズだったか)の「ついで」にザッピングで見ていたら、むしろこっちの方がおもしろくなって、金八先生はビデオデッキを購入して、ビデオに録画して見るようになった、というドラマ嫌いな自分としては珍しく「ハマった」記憶が深いですね。

おそらくそれは中居くんのもともと持っている才能と、そこに加わった努力と、この今井氏の役割・キャラクターと、女将さんの野際陽子さんのポジションが絶妙だったんでしょうね。と同時に、今井雅之という俳優を一発で自分の記憶の中にインプットされるきっかけになったドラマでしたんで、やはりそこの「最初」が強烈だったんだなあと(後年、自衛隊あがりの俳優さんと聞いて「なるほど」と妙に納得してしまったのもこれまた懐かしい(爆))。

で、SMAPの中居くんとは最初は撮影現場では本当に仲が悪かったという話をどこかで聞いたか雑誌で読んだかして(→検索したらいくつかあったんですが、たとえばここらへんで)、「あれは本当に真剣勝負だったんだねえ」と驚いたというか唸った記憶がありますね。逆にそこから交流が生まれ、その翌年か2年後ぐらいに、日テレの深夜に放送していた「中居くん温泉」という番組で和気藹々と共演してたのも印象深いんですが。そこに更にキャラの濃ゆい、桂ざこば師匠も加わって更にすごい事になってたりと(以下略)。

ちなみに、その「中居くん温泉」の時に、今井氏がご自身でプロデュースして今度舞台やるんで宣伝させてくださいねー、と言ってお知らせしてたのが、あの「(THE)WINDS OF GOD」だったんですけどね。しかしそのお知らせを見てる限りでは、ここまで文字通りに「人生を賭けた」作品になるとは全く想像もできず…。

 

しかし54歳とはまだ若すぎる。あのコワモテのキャラクターが60代、70代を迎えて円熟期の時にどういう演技をするかを見てみたかったような気もする。ただ一方で、落語家の立川談志師匠が生涯のライバルだった古今亭志ん朝師匠が63歳ぐらい(先代の柳家小さん師匠が翌年87歳で大往生したぐらいだから全然若い)で亡くなった時に、「死んじゃったものは生き返らないんだから、いい時に死んだ、と言ってやろうよ」と言った言葉も頭によぎる。果たして今井氏は俳優としてやりたいことをやりとげて全うできたのだろうか…それを思うと、自問自答はしばらく絶えることはないんだろうな、と思う。

いずれにしましてもご冥福をお祈りいたします。長い人生、お疲れ様でした。

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↑もともと城福氏がこんな風貌で精悍な感じだったので、なおさらびっくりしましたけどね。なお、生年月日は、城福氏が1961年3月21日、今井氏が1961年4月21日…とちょうど1か月違いって事を知って今更ながらに驚いてる次第です。おそらく1-2歳違いの同年代なんだろうな、とは思ってましたが。

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